目標達成が続かないあなたへ。科学が証明した「本当に効く」方法 WOOP×「書く」×共有×フレッシュスタート
- SG
- 9月6日
- 読了時間: 6分
更新日:10月4日

新年の目標、覚えてますか?
「今年こそ痩せる」「資格を取る」「営業成績を上げる」...年明けには燃えていたのに、気づけば2月にはもう忘れかけていた、なんてこと、ありませんか?
実は私も同じでした。毎年毎年、同じような目標を立てては挫折。でも、ある時気づいたんです。「やる気」だけじゃダメなんだって。
今回は、世界中の研究者たちが「これは効く!」と証明した方法を、できるだけシンプルにまとめてみました。難しい理論はさておき、今日から使える実践的な方法だけをギュッと詰め込んでいます。
まず知っておいてほしい、衝撃の事実
「書くだけ」で達成率が1.4倍になるって、知ってました?
ドミニカン大学のGail Matthews博士が行った実験がすごいんです。
ただ頭で考えるだけ → 達成率43%
紙に書く → 達成率60%
さらに友達に共有して毎週報告 → 達成率76%!
つまり、書いて、人に言って、報告するだけで成功率がほぼ2倍になるんです。
でも、ここで大事なのが「どう書くか」なんですよね。
ポジティブ思考の罠にハマってない?
「夢は大きく持て!」「イメージすれば叶う!」
こんな言葉、よく聞きますよね。でも実は、ポジティブに考えるだけだと逆効果になることがあるんです。
心理学者のGabriele Oettingen教授が発見したのは、「夢を見た後に、現実の障害も考える」という方法。これをWOOP(ウープ)と呼びます。
WOOPって何?4つのステップで目標が現実になる
Wish(願い)→ Outcome(得られるもの)→ Obstacle(障害)→ Plan(計画)
順番に考えていくだけ。でも、これがめちゃくちゃ効くんです。
実際にWOOPをやってみよう(5分でできます)
たとえば、「痩せたい」という目標があるとしましょう。
ステップ1:Wish(願い)
「3ヶ月で体脂肪率を28%から24%にする」
数字を入れるのがポイント。「痩せる」じゃなくて「3kg減らす」みたいに。
ステップ2:Outcome(得られるもの)
これを達成したら、何が嬉しい?3つ書いてみて。
健康診断の結果が良くなる
階段で息切れしなくなる
自信が持てるようになる
ステップ3:Obstacle(障害)
ここが一番大事!自分の中にある「やらない理由」を正直に書き出します。
疲れると間食したくなる
夜更かしして朝の運動をサボる
「今日くらいいいか」と自分を甘やかす
ステップ4:Plan(計画)
「もし〇〇になったら、△△する」という形で書きます。
もし20時以降に小腹が空いたら、まず水を500ml飲む
もし帰宅したら、すぐ運動着に着替える
もし「今日はやめよう」と思ったら、とりあえず2分だけやる
「2分ルール」が最強な理由
「2分だけ」って言われると、できそうな気がしませんか?
実は人間の脳って、始めてしまえば続けたくなるようにできているんです。心理学では「ツァイガルニク効果」と呼ばれています。
だから、「30分勉強する」じゃなくて「2分だけ教科書を開く」でOK。たいてい、そのまま続けちゃいますから。
月曜日が最強のスタート日になる「フレッシュスタート効果」
ペンシルベニア大学のKatherine Milkman教授の研究によると、特別な日に始めると成功率が3.5倍になるそうです。
日本人におすすめの「特別な日」リスト
月初(1日)
月曜日の朝
給料日
誕生日
4月1日(新年度)
連休明け
なんとなく「今日から頑張ろう」より、「4月1日から始める」の方が続きそうでしょ?
週次レポートを「ゆるく」続けるコツ
友達や同僚に毎週報告するのが効果的って話をしましたが、「めんどくさそう...」って思いました?
大丈夫、こんな感じでOKです:
今週の報告〜!
・運動:3回/目標5回
・体重:-0.5kg
・うまくいったこと:帰宅後すぐ着替える作戦が効いた
・来週の改善:夜の間食対策で、ナッツを小分けにしておくLINEで送るだけ。相手からは「👍」だけでもOK。
よくある失敗パターンと対策
「時間がない」問題
→ 通勤時間、昼休み、寝る前の5分を使う
「忘れちゃう」問題
→ スマホのリマインダーを味方にする
「完璧主義」問題
→ 60点でOK。続けることが100点
「モチベーション」問題
→ モチベーションを待たない。行動が先、気持ちは後からついてくる
チームや職場で取り入れる時のコツ
もし職場で導入するなら、こんな感じで始めてみては?
朝礼で「今週のひとつ」宣言
「今週は、午前10時になったら必ず新規営業の電話を3本かけます」
シンプルに、ひとつだけ。みんなの前で言うと、不思議とやる気になります。
月イチの「WOOP会」
月初の30分だけ、チームでWOOPを作る時間を作る。お互いの「障害」を共有すると、「あー、みんな同じようなことで悩んでるんだ」って安心します。
「ハーバードの10倍神話」には要注意
「ハーバード大学の研究で、目標を書くと10倍達成しやすくなる」
この話、聞いたことありません?実はこれ、都市伝説なんです。元の研究が見つからないんですよ。
でも安心してください。さっき紹介した研究は全部、ちゃんと論文になってるものです。効果は「10倍」じゃないけど、確実に1.5〜3倍にはなります。
運動してから目標を考えると、なぜかうまくいく
ちょっと不思議な話ですが、軽い運動をしてから目標を考えると、より現実的で達成しやすい計画ができるんです。
6分でできる「頭スッキリ法」
30秒間、その場でダッシュ(きつめに)
3分休憩
もう一度30秒ダッシュ
5分間、ゆっくり深呼吸
これやった後にWOOPを作ると、なぜか障害がクリアに見えてくるんです。脳が活性化するからでしょうね。
今すぐできる7日間チャレンジ
せっかくここまで読んでくれたあなたに、今週だけ試してほしいことがあります。
Day 1:ひとつだけ目標を決めて、WOOPを書く(5分)
Day 2:If-Thenを3つ作る(もし〜なら、〜する)
Day 3:友達ひとりに目標を伝える
Day 4:カレンダーに「再スタート日」を20個入れる
Day 5:記録方法を決める(紙でもアプリでも)
Day 6:2分だけ実行してみる
Day 7:友達に初回レポートを送る
たった7日。でも、この7日があなたの3ヶ月後を変えます。
実際にやってみた人たちの声
「通勤電車に乗ったら参考書を開く」を徹底したら、3ヶ月で資格試験に合格した会社員のAさん。
「夜8時以降の間食を水に置き換える」で2ヶ月で3kg減った主婦のBさん。
「午前10時の電話タイム」で営業成績が1.8倍になった営業マンのCさん。
みんな特別なことはしていません。ただ、障害を認めて、If-Thenを作って、続けただけ。
さいごに:完璧じゃなくていい、始めることが大事
長い記事を最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
正直に言うと、ここに書いた方法を全部やる必要はありません。
ひとつの目標、3つのIf-Then、ひとりの報告相手。
これだけあれば、十分スタートできます。
「また今度」じゃなくて、「今」始めてみませんか?
スマホのメモでもいいから、まずはWishを書いてみる。それが、あなたの人生を変える最初の一歩になるかもしれません。